分裂病型人格障害分裂病型人格障害以下9つのうち5つ以上あれば、分裂病型人格障害を疑われます。 1.関経念慮 2.迷信深かったり、テレパシー、第六感を信じている。 3.実際には存在しないはずの力や人物の存在を信じる。 4.考えや会話が奇妙である。(会話の内容が乏しかったり、ずれてたり、細かいことにこだわったり) 5.疑い深く、妄想じみた考えを持っている。 6.感情が不適切で乏しい。身振りそぶりが滅多にない。 7.外観や行動が奇妙で、風変わりである。 8.親しい友人がいない。家族以外に信じられる人がいない。 9.社会に対して過剰な不安をいつも持っている。それは妄想的な不安でもある。 <特徴> 分裂病型人格障害の名称から推測されるとおり、精神分裂病(統合失調症の旧名)の症状とよく似た傾向を示します。統合失調症の症状のうち、「陽性症状」と思わせる人格傾向を持ちます。 「魔術的」とは、迷信やテレパシーや千里眼、予知能力など、現実にはありえないことを思い込むことで、一般の人の常識程度からは大きく逸脱しています。例えば、自分が念じることによって、この世界を滅亡させることができると信じているようなことを意味します。 分裂病型人格障害の人は、妄想的な世界で生きているために、意思の疎通ができにくく、安定した社会生活や人間関係を持つことができません。分裂病質人格の人と同様に、社会的にも感情的にも他人から孤立します。 また、思考や認知、会話にみられる奇妙さは、統合失調症に似ていて、妄想もみられますが、その診断基準を満たすほど重篤ではありません。 |